バニラスカイに溶けた

アイドルは劇薬だと思うんだ。

「ありがとう」って言わせてよ

自分たちだけ一方的にありがとうって言うけど、こっちだって言いたいんだよ。そんなのずるいよ。公演が終わって、真っ先に頭に浮かんだことだった。それくらい楽しくて、あっという間で、ありったけの愛を手渡されたような気持ちになった。
公演のレポは散々既出だと思うから、なんとなく個人的に、一人一人について感じたことの備忘録。
去年の今頃に書いた記事と、変わったり、変わらなかったり。

 
のえるくんってこんなに笑う人だったっけって、今回のライブを見て思った。今までがポーカーフェイスだった訳じゃなくて、普段あまり見ないような、くしゃっとした笑顔が多かったなあと思う。ああ今すごく楽しいんだろうなって、あくまで自分の見る限りだけど、そう思った。質問コーナーで、夢はデビューと答えてくれたの、すごく嬉しかったなあ。正直トラジャってあまりその手のことをはっきり言わない人が多いと思っていて。それは悪いことじゃないし、無理にそうして欲しいとも思わなくて。けれどいざ言葉にしてくれると、やっぱりすごく嬉しかった。それを最年長であるのえるくんが言ったということに、大きな意味があると思う。あの瞬間の会場の空気は忘れたくない。サポーターズの最後で、メンバーに囲まれてにこにこ笑っている姿を見て、この時間がずっと続けばいいのになって思ってしまった。強くて優しくて、白が似合う人で、そんなのえるくんがグループを守っていてくれるから、グループ自体も優しい雰囲気になると思っている。

しめちゃんはいい意味でずっと芯がぶれない人だと思う。マイペースを貫く人。それは自分がしめちゃんを知った時からずっと変わらない印象で、そんなしめちゃんの個性をまるっと受け入れてくれるトラジャの雰囲気が好きだなあと思う。何よりそうやって周りから受け入れられているのは、しめちゃんが自身が優しくて心が広い人だからだとも思っている。しめちゃんがトンチキな言葉を発すると、みんなでゲラゲラ笑い合う光景は、ああこれがトラジャの空気感だなって思って、見てて妙に安心する。そんなしめちゃんが作り出す世界観は、しなやかな動きの中に強さがあって、毎回つい見入ってしまうし、それを表現できるのはトラジャの武器でもあると思う。キミノカケラの儚いしめちゃんは、映画のワンシーンみたいに綺麗で、額に飾っておきたくなるような。そういう表現が上手いなあと改めて感じた。ダンスはもちろん、歌も見る度に上手くなっていくし、そういうところが信頼できる人だと思う。

しーくんはいい意味で振り幅が大きくなったと思った。まだまだ内弁慶な部分はあるけど、MCでよく話すようになったし、うみさんと2人でふざけて笑いあったりして。前まで「毒舌キャラ」って言ってたけど、◯◯キャラという枠に捉われず、自由に発言したり行動したほうがいいと思っていたから、良かったと個人的には思っている。YouTubeのおじいちゃんのモノマネ最高だった。けれど、パフォーマンスの安定感はピカイチで、頼れる存在。しーくんの振付はドラマチックで物語性があると思ってて、きっと感性が豊かなんだろうなって思ってる。振付や演出等、もっと引き出しを増やしていけば、もっといいものができるはず。裏方のことを知りつつ、表現者としてパフォーマンスできるって、役割的に重要だと思うから、これからも伸ばしていってほしいな。おそらく本人はあまり気にしてないと思うけど、個人的には割としーくんはリア恋枠だと思っていて、ふとした瞬間の優しい表情とか、力持ちなところとか、そういう部分も魅力だなあと思う。

うみさんは見る度に頼もしくなっていって、毎回すごいなあと圧倒されてしまう。スパノバのソロパートも、青イナのゲッチューも、どうしても一瞬あの人のことが頭をよぎってしまったけど、あそこを引き継ぐならうみさんしかいないって分かっていたし、堂々と歌ってて、自分のものにしていたのが本当にかっこよかった。ダンスは手足が長くてダイナミックな動きが似合うし、歌唱面では低音を響かせることに長けていると思ってて、グループに無くてはならない唯一無二の存在だなあと思う。そして、うみさんは自分の感情をパフォーマンスに乗せるのがとても上手い人だと思う。普段とのギャップのせいもあるけど、スイッチが入ると別の人が憑依したかのように、切ない顔をするし、ギラついた目になるし。この人はどこまで表現力を磨き上げていくのかなって思ってしまう。もちろん甘え上手で、ファンサが丁寧で、アイドルらしさという魅力もあるから、そりゃあファンも増えるなあと感じた。考えていなさそうに見えて、実は色々考えている人だと思うし、勘がいい人だとも思う。

まつくの魅力について考えていたのだけど、歌が上手いとか、ダンスが上手いというのはもちろんだけど、「アイドル性」と「真っ直ぐさ」という要素が大きいんじゃないかと思う。上手く言えないけど、まつくってものすごくオーラがアイドルらしい人だと思うんだよね。キラキラしてる。トラジャに入る前のことはまだぼんやりとしか分からないから、見当違いなのかもしれないけど、自分がなりたいアイドル像がはっきりしてるんじゃないかと感じた。歌もダンスも全力で、ファンサも積極的にやってて。見られ方を意識してるというか。まつくを見てると、ジャニーズのアイドルのイメージってこういうものだなって思う。そして、良くも悪くも、自分の感情が顔に出やすいタイプでもあるのかと思う。今回の単独コンはすごく楽しそうに見えて、そういうのがダイレクトに表情に出るのは良いことだと思う。アイドルだけど、同時に人間らしさもあって、親しみやすい存在なんだろうなって感じた。

げんげんは少し見ない間に大人の男の人になってた。インザルームの出だしのげんげんが色っぽくて、これが本当に最年少なの!?と思ってしまった。色気って出そうと思って出せるものじゃないと思うし、人の視線を掻っ攫う魅力がある。それもいやらしくない、上品な色気を出せる人。この中だと年齢的にも若いし、少年と青年の狭間を行ったり来たりしてるイメージ。質問コーナーの「トラジャで一番かっこいいのは?」という質問に対して「俺!」って答えていたのが良かった。トラジャって謙虚なところが良いところだと思うけど、たまに謙虚の度が過ぎて、もっと前に出て良い場面でもどかしく感じることもあって。げんげんの物怖じしないで前に行く姿勢がグループにとってプラスになってくれると良いなあ。パフォーマンスの面だと、貴重な低音の歌声の持ち主。今までキーが高い歌声の人達が多かったけど、げんげんの声はユニゾンで層の厚みを出してくれると思っている。もっとげんげんの歌声聴きたいなあ。

最後に宮近さん。自担だから贔屓目になると思う。宮近さんはずっと赤が似合う人だと思っていて。もちろんオレンジも悪くないのだけど。赤を纏ってセンターに立つ宮近さんは強くて、優しくて、魅力的だなあと思う。そう感じたのは数年前のトラジュクリエだった。あれから数年経ったけど、ずっと宮近さんへのイメージは変わらないし、また赤のペンライトを振れるのが、すごく嬉しかった。見た人を納得させられる、説得力のある、グループの顔でセンターの人。話すとぽやぽやゆるふわで、言葉のセンスが独特なところは前から変わらない好きなところ。客席を煽るのも、行くぞ!って引っ張るというより、一緒に楽しもうよって語りかけてくるような、そういうところが宮近さんらしいなあと思う。みんなが楽しめるように、を人一倍考えているよね。宮近さんを見ていると、見てる側と同じ時間と空間を共有しているんだなって感じる。そういう優しさが、周りの人たちから好かれている要因だと思うし、強いんだけど守ってあげたくなるような雰囲気を出していると思う。これからもっと強くなっていくんだと思うと、期待でわくわくするし、いつ見ても今が一番かっこいいと思わせてくれる自慢の自担だって胸を張って言いたい。