バニラスカイに溶けた

アイドルは劇薬だと思うんだ。

それでもアイドルに夢を見る

私はアイドルに夢を見ている。夢というと漠然とした言葉になるけど、例えば疑似恋愛や理想の異性のように考えていたり、1人の人間の成長過程を楽しんだり、デビューして欲しいとか大きな仕事が欲しいという理想を押し付けていたり。そうやって、自分にとって都合がいいように考えて、勝手にアイドルの綺麗な部分だけを見て、そのためにお金と時間を使うことに満足している。

 

自担の初の外部舞台が終わって、色々あったけど2017年は楽しい現場で終わってよかった、来年もまた楽しくオタ活できればいいなあと思っていた。その1ヶ月後、自担の同期のCDデビューが決まった。正直、次にデビューするならその人たちだと思っていたし、むしろジャニーさんがCDデビューは当分ないと言っていたのに、なんだかんだきちんとCDデビューを考えていたことに対する驚きもあった。容易に予想がついたことだし、デビューする人たちのことは好きだから純粋におめでとう思いたいのに、いざこうして言われると悔しさと怖さが頭の中をぐるぐると巡った。お祝いムードのツイッターのTLを見て、自分は場違いなのだと思った。

前までなら、負けてたまるか、と思って要望送ったり手紙書いたりグッズを買い足したりしたのだけど、今はもうその気力がない。元担に「ジャニーズを辞めようと思ってた」と言われてから、今Jr.として活動してる人も、デビューを目指しているのではなく、ただの仕事としてしか捉えていないのではないかと疑うようになってしまった。CDデビューという形にこだわらなくても、俳優として活動するとか、ふぉ〜ゆ〜みたいにグループとしても個人でも活動するとか、なんだっていいのだけど、私は自担にジャニーズに在籍していてほしい。ジャニーズに終身雇用されてほしい。ジャニーズの曲を歌って踊る自担が好きで、ジャニーズの先輩や後輩から愛されている自担が好きだ。けれどもし、自担が元担と同じように「事務所やめたい」と思っていたらどうしよう。嫌な言い方になるけど、裏切られたらどうしよう。要望だったり手紙だったりグッズだったり、自担にとって良かれと思っていたことが、全部逆効果だったらどうしよう。

都合のいい考えしかできないから、たとえ自担が「事務所を移籍したい」とか「一般人として生活したい」と言ったとして、それが自担の幸せだとしても、自分はその幸せを願うことはできない。自担にはずっと舞台に立ち続けてほしいし、歌ったり踊ったりしていてほしい。自担のことが好きなのに、やっとこの人が理想の人だと思えたのに、なんでこんなに面倒なことを考えているのだろうと思ってしまう。それでも今日も自担はいつも通りに舞台に立っていて、きっとそれを見たらまた好きになってしまうのだと思う。ずっとこの夢から覚めたくないし、夢を追いかける姿を見ていられたらいいのに。