バニラスカイに溶けた

アイドルは劇薬だと思うんだ。

ついた嘘なら最後までつき通してほしい

まだ引きずるのかよって自分でも呆れるのだけど、それくらい大きな存在だったのだと思う。どう頑張っても自分の中で消化できないこと。

 

ジャニーズ事務所は今の時代に反して、ネットの媒体に対して規制が厳しい。ネット上の写真には顔出しNGだし、(あくまで表向きは)SNSも禁止している。唯一の情報手段はネットの連載のみで、それも利用者が課金をしないと見られないシステムだ。あまりに厳しすぎるような気もするけど、タレントの情報や価値を守るという意味では、一応、理に適っているやり方だと思う。
百名さんがブログに続いてツイッターを開設したことにより、今まで知ることがなかった沢山の情報が流れてくるようになった。舞台公演期間中のこと、観劇した舞台のこと、俳優仲間との話題など。全てが本人から発せられるものであるから、その中でどれがオタクである自分にとって必要な情報なのかという取捨選択をすることができない。そして、本人以外から発せられる、百名さんについての情報も圧倒的に増えた。それらの情報をいちいち取捨選択することは、難しいことだ。
某美容室のインスタで、百名さんに関する投稿があった。今は消されてるものだからあまり深く言うべきではないのだけど、その投稿の内容を見たことで、自分が抱いていた「完璧なアイドルである仲田拡輝」のイメージの一部が崩れてしまった。美容室ジプシー*1なんて嘘だったんだと、本人からはっきり知らされることになった。
正直自分だって、アイドル仲田拡輝から発せられる情報の全てが事実であるとは思っていなかった。職業上、誤魔化さなきゃいけないことは沢山あったと思う。そういう中で情報を積み重ねて、アイドルである仲田拡輝というイメージが作り上げられていって、私はそれを好きになった。こちら側が一方的に好きになったのだから、それが崩れようと、アイドルじゃなくなった本人は構わないと思う。けれど、自分はそれが悲しかった。きっとこれからも、俳優である百名さんによって、自分が好きだったアイドルの拡輝が壊されていくのだと思う。今まで嘘や誤魔化しで重ねていた情報が壊されていくことで、アイドルだった拡輝の要素の1つ1つが否定されるのだと思うと、悲しい。
俳優として活動する百名さんが生き生きとしているのを見る度に、私が好きだったアイドルの拡輝ってなんだったんだろうと思う。アイドルとして楽しそうにしていたのは嘘だったの?自分の思い込みでしかなかったの?私は拡輝及びトラジャの好きなところの1つに、見ている側も、パフォーマンスしている側も楽しそうで、その楽しい気持ちを共有できるような感覚になるところがあるのだけど。それって嘘だったのかなあ。本当は早く辞めたくて辞めたくて仕方がなかったのかな。自分が今まで見てきたこと、インタビューなどの文章を読んで知ったこと、それらが全部偽りだったのかもしれないと思うと、自分が信じていたアイドル像はとても脆いものだったのだと今更気がついた。よくある例えになるけど、テーマパークの着ぐるみが頭を取る瞬間を見てしまったような、そんな感覚。
好きなものを素直に信じることができない、疑いながら見なきゃいけないのってものすごく疲れることで、そんな状況で純粋に楽しめるはずがなくて。今の自担である宮近さんのことも、トラジャのことも、このまま発せられた情報を素直に信じていいのかなって思ってしまう。アイドルは所詮偶像だと思うし、信じるも信じないも見る人の勝手なのだと思うのだけど。
けれど、もしこのまま拡輝がジャニーズ事務所に残っていたら、こんなに短期間で沢山の仕事に恵まれることはなかったと思うし、才能が埋もれたままだったのだろうと思うと、百名さんを責めることはできなくて。宮近さんの担当として、百名さんのことが羨ましく思う部分もあって。ああ面倒くさいなあ、複雑だなあと思うこの頃。

*1:初回クーポンを使って安く済ませていたから、毎回違う美容室に通っていたという話