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バニラスカイに溶けた

アイドルは劇薬だと思うんだ。

好きを伝えなきゃ始まらない

我が家に書留の郵便が届いた。チケットはこの前届いたばかりだし、通販で何かを注文した記憶もなかったと思いながら品物を確認すると、封筒の中には雑誌の懸賞で当たったクオカードが入っていた。今年に入ったあたりから、たまに届く、雑誌の懸賞の景品。アンケートなどを送って、抽選で貰えるものだ。

 

私が雑誌のアンケートを送るようになったきっかけは、2015年の春のことだった。毎週の楽しみだった連ドラが終わり、しばらく自担に会える機会はないだろうから、5月のクリエに向けてお金を貯めるべく節約しようと思っていた頃。そんな浮かれた考えの自分に届いたのは、自担が出演するクリエがたった1公演だけ、それに他のグループと合同であるというメールの知らせだった。しかもそれは平日の夜公演。同じグループである弟組の公演がGWも含めて7公演もあるのに、自担は1公演だけ。弟組だけではなく、この時のクリエはほとんどのグループが複数公演で、1公演だけ*1というのはこの括りだけだった。
正直、すごく悔しかった。悔しくて悔しくて堪らなかった。同じグループの中で時短が明らかに他と差をつけられている現状がもどかしかった。単純に、1公演しかないのなら自分が行けないことははっきりしていたし、もっと自担には沢山ステージに立って欲しいと思った。

あまりに悔しくて、このままじっとこの状況を見ているのは嫌だ、と思った。たかが一人のオタクがもがいたところで、現状が変わる訳がないのは分かっている。けど、何か行動したかった。自担のことが好きだから、もっといろんな人の目に留まってほしいし、活躍の機会が増えてほしいと思った。
私は今までデビュー組の担当をやっていたから、こういう悩みに直面したのは初めてだった。元担がJr.だった頃もあったけど、その時は今よりずっといろんな面で恵まれていた。毎月雑誌にも載っていたし、少クラにだって出演していたし、デビュー前だけど単独のコンサートがあった。他のデビュー組との差を感じたことはあったけれど、ここまで悔しいという思いを感じたことはなかった。

まず、そんな自分が感じたモヤモヤを、自担に手紙を書くという行動で形にしてみることにした。ジャニーズにファンレターを書くのはこの時が初めてだった。内容は、どういう経緯で好きになったか、あなたの長所はこういうところだと思う、もっとこういう活動が見てみたい、といった単純なものだった。自分は文章力がないから、あまり上手なことは書けなくて、とにかく読み手に対してマイナスの要素がないように、当たり障りのないことを書いた。
ファンレターは、本人に届けば良いけれど、別に無理に届かなくてもいいと思っている。自分が書いた文章を読む時間があるなら、その時間を他のことに充ててほしい。むしろ本人よりも、事務所(この場合はファミクラだと思う)の誰かに、この人のファンがいるんだって思ってもらえれば、それで十分、という気持ちで送っている。

それから、今でこそ3誌と明星に載っているものの、この時はどの雑誌にも定期的には載っていなかったから、アイドル誌にアンケートハガキを送ることを始めた。アイドル誌には必ず、アンケート兼プレゼント応募のハガキがついている。そこに「あなたの好きなタレント(Jr.含む)」「本誌に載っていない、今後登場してほしいタレント」という欄があるから、そこに自担の名前を書く。感想の欄には「○○のページの写真が良かったです。今後こういう企画を○○(自担のグループ)で見てみたいです」と書いていた。自担が載った号の感想は「○○(自担)のページを読みたくて購入しました」と書いている。

他に、少クラに要望を送ってみたり、テレビ誌や女性誌などで稀に取り上げてもらったらお礼のハガキを送ってみたり。最近は記事を読みたくて雑誌を買うのはもちろん、アンケートハガキを送るまでが、自分の中の一連の流れになっている。

繰り返すけど、一人のオタクがあれこれ行動したところで自担には何も影響はないと思うし、意味がないただの自己満足でしかないと思う。テレビや雑誌等の露出、コンサートや舞台の仕事量は、単純に人気やスキルだけで決まるものじゃない。周りの環境は、タレント自身が買えるしかない。だけど、自分が応援するタレントに対する「好き」の気持ちを何か形に示さないともどかしいし、自分が自担の周りの環境に対して「悔しい」と思ううちは、何かしらその気持ちを伝えないと気が済まないのである。

*1:後に追加公演が決まるものの、計2公演